先日、とある展示会に行って、名刺と引き換えにいろいろとノベルティズを貰ってきました g:ecrafts:id:Chuck:20041119#p1
開封してみたところ、不満です。どれもこれもプラスティックの成型が非常に悪い。割れ、摺れ、キズ、汚れ は当然ありますし、バリもあったりして危険です。摺れて文字が一部見えないカレンダーにはバリもあって危険だったのでゴミ箱行き。また飲み口にバリがあるマグカップというのは、文字通り、痛いです。
「展示会のオマケなんてそんなものだよ」という声もありますが、10年前とは明らかに品質が違います。10年前のノベルティズは「こんなん貰っても使えねー」というものでは確かにありましたけれども、使えないのはプランニングの問題で、使えないながらも工業製品として一定の質を持っていたと言えます。現在のソレはその一定の品質を持っていない。さらに言ってしまえば、10年前の基準では不良品として確実に撥ねていたであろうものが、近年栄養が良くて手足がすらっとした綺麗とされるおねぃさんからニコニコと手渡されるわけであります。
グッズの製造者のアウトプットが ダメ であるというのは明白なのでありますが、納得したのか特定の質が良かったサンプルに騙されたのかはともかく、採用したその企業の冠にもまた影響は免れられない。
企業も展示会のオマケごときにお金をかけていられない昨今、払った金額に見合ったと思われる品質なのではあろうかとは思うものの、見るも痛々しい質の低いグッズにその企業名が掲げてあったりするわけで、長い目で見ると寂しいことになるのではなかろうか、と。

個人的には、ゆくゆくはグッズ オリエンティドなノベルティズから「お得な情報」へとシフトしていくのがいいのではないかと思っています。さらにはこの展示会の特質上、対企業戦略ではなくてエンジニア個人に如何に取り入るかが重要です。パーソナルチャネルをくすぐってサポータを得、啓蒙し、束ねていく中でブランディングできるのではないでしょうか(謎)。