ボケかトボケか

アスリートがスポンサーシップに則り感動を呼ぶ五輪ピックです。今回のは報道管制(?)が敷かれているわりには、かなりわかりやすい構図ではあります。


チンクアンタ会長のかたくなさのウラには、昨季世界選手権3位のカロリナ・コストナーの存在がある。コストナーは、イタリアのアイドル的存在で、トリノ五輪では旗手を務める。トリノ五輪の華にプレッシャーをかけるわけにはいかないという図式だ。

なにボケたこと言ってやがる。いや、わざとトボケて目を逸らそうとしているのかな… メディアといったって金の切れ目が縁の切れ目…

日本スケート連盟には特例措置の働きかけを求める電子メールが400通以上も届いているが、「真央のためだけの陳情はできない。IOC(国際オリンピック委員会)の働きかけを待つしかない」(城田憲子フィギュア強化部長)と完全におよび腰だ。

スポーツのルールは政治的に決まるわけであるから、そのためのアクションを起こさないのは政治力がないから、あるいはより身近な政治が働いているから。

GPファイナルの表彰台が五輪出場内定という内規もあったが、浅田の優勝という日本連盟にとっても想定外の出来事で、これも見送られた。今週末の全日本選手権(23−25日)が最後の選考会。「全部の新聞に奇麗な写真を載せてくれてうれしかった。次は全日本です」という15歳が、次も優勝したらどうするのだろうか…。

当初の目論見から逸れていって、出来レースが潰れるとしたらそれはそれで見ていて楽しいことです。ただなぁ、某社がそれを許すかどうかですな。オリンピックごとに動員すごいし。それ以外にもお金払っちゃった企業は多いしなぁ…


来週のはスコアの調整しやすいから、身近な政治力が発揮されるんでせうな。