今日の本

先日読んだ本 id:Chuck:20040430#p2 からの友釣り読書*1。1997年の本です。
何が知的生産なのかやっぱりわかりません。そもそも文の進み方が筆者の思考経路を辿ったような形態になっていて読みづらい。読み苦しい*2といってもいいでしょう。知的生産活動の結果としての本ではなさそうです。
読み苦しいといえば、本書はスキミングに優しくない書き方です。段落の先頭の文が段落の大意/導入の役割を果たしていないのです。

こういった読み苦しさが筆者の能力によるものなのか、新潮選書がそういうものなのか興味あるところです。面白そうなので、もう何冊かこの筆者と新潮選書の本を読んでみることにしました。
メモの技術―パソコンで「知的生産」 (新潮選書)
amazon.co.jpでのこの本のカスタマーレビューがまた、毒にも薬にもならないような、本書に書いてありそうで、しかしそうではないことが書いてあってリソースの浪費です。そうでもしないとベスト500レビュアーなんかにはなれないのでしょうね。

*1:本の後ろのほうにシリーズ書籍の紹介があったりします。そこから次に読む本を決めるやり方を指した私の造語です。正しい呼び名があったら教えてください。

*2:読んでいて苦しいの意。「見苦しい」「聞き苦しい」からの派生。