文房具検討その5 ― 『究極の文房具ハック』 即の章

  • 即の章 文具王のライフハック・基本原則その3 「いつか」ではなく「今すぐ」できるように環境を整える

後回しにすると溜まっていくんですよね…

  1. 雑誌はスクラップしながら処理→ドキュメントスキャナ
  2. 即メモ用紙→A4折り曲げ
  3. バイブルサイズとA4共存手帳
  4. ブツ撮り
    • 黒マット 「ニーモシネ」(マルマン)の表紙が使える
    • プリット ひっつき虫 で仮固定するとよい

文具王の『究極の文房具ハック』を読んで一番最初に真似をしたのはこのブツ撮りのところの ひっつき虫 でした。それまでは ネコの手 を使っていました。
ネコの手
うむ、ひっつき虫、スマート。(以下の写真で早速使っております) ところで「ニーモシネ」ってなに?


さて、文具王曰く「雑誌は破りながら読む」 犬耳や付箋は打つもののそのあとは積んであって 数週〜数ヶ月〜数年 となるのが私の場合の常でした。無線連盟の機関誌とか学会誌とかしばしばそうなるのよね… アクティブ・リーディングに努め、読み直しそうなものはスキャンして雑誌本体は処分する方向づけを得ました。まだまだ徹底できていないけれど、だらだらした読み直しを減らす効果が高そうな感じがしてきています。
ところで(この時点での)我が家の装備は、片面対応のADF(自動原稿送り装置)を搭載したフラットベッドスキャナ機能のあるインクジェット複合機(ブラザー)というものでした。付箋が付いていたりサイズが合わないとADFだめじゃん、とか、ちっちゃい切り抜きとかどうしよう、なんか以前持ってたFAXキャリアシートは捨ててしまったようだ、などなど… とりあえずADFはだめでも切り抜きを保持できるキャリアシート作るか…ということで、ケント紙と薄プラ板(OHPシートが高価だったので…)で
作りました。
うーん、ケント紙だとプラ板に負ける。OHPシートを探そう。USレターサイズならPPCプリンタ用のがうちにあるんだけど(なぜ?)。


そして大本命。「A4用紙を折りたたんでA7サイズにしてメモ用紙とする」というアイディアに触れました。「書類はA4に統一」「いつでもすぐにメモを取る」「書いたメモは(遅滞なく)スキャンして捨てる」というワークフロー。やってみるとこれが、なんというか、じわじわ来る。とりあえず会社支給の手帳やら、胸ポケットやら何箇所かにA7に折りたたんだ紙を忍ばせておいて、即メモ→スキャン(会社だったら職場の業務用複合機、家だったらブラザーのインクジェット複合機で)。いいですね、これ!
こんなようなメモカバーもあるようです。ジョッターと云うんですね? これなら机がないところでメモを取る時にいいなと思いましたが、メモカバーに5800円は出せないお小遣い事情なのです。ほかも探したけれど伊東屋とかもやっぱりちょっと(私には)手が出ない値段でした。
なおこのメモカバーを紹介する中で上記のワークフローについて詳しく記載があります。

探しているなかでダイソーの "Le monde"手帳 とかいうのを見つけました。
調べてみるとA7というサイズはメモ帳として一般的なサイズのひとつだとわかりました。RHODIAの No.11 とか有名らしい。
ダイソーの "Le monde" も RHODIA No.11 のような、A7サイズでミシン目の入ったメモ帳+カバーです。

これを使ってみよう → ペンを物色 → "Le monde"手帳 + ゼブラ SL-F1 mini ボールペン (BA55) に落ち着きました。合計420円。このボールペンは"Le monde"手帳にちょうどいい感じ。ちなみに 4C-0.7芯。


本来のメモ帳を抜いて A7折り畳み紙をポケットに入れる → ポケットから出して書く → すぐに書けないじゃん → ボツ
ボツ


本来のメモ帳を抜いて RHODIA No.11を入れる → もともとの紙よりは書き味が良い → これはこれでOK → しかし厚みが厚いな
厚い


…って、ちょっとまて、A7折り畳み紙はどうなった?
ダイソーの Le monde 手帳 のカバー部を改造してジョッターにならないか? → 試行錯誤して例のアクリル端材を利用して…
どうだっ、まだ厚いかな… 

まだまだ改良の余地がありそうです。ちなみにアクリル板のカバーへの取り付けはベルクロです。
それにつけても「保存するメモ帳」が欲しい。


さて次に、A4折り畳み紙になにを使うのが良いか、ということに意識が向きました。
メモって→スキャン というワークフローは前からあって、その提案としてのマルマンの「ニーモシネ」というメモパッドがずいぶんと前に出ていたことをこの本をきっかけに知ったわけです。ほんと、文具感度低いよ>自分。いまやブームも過ぎた頃だったのですね。東急ハンズに品揃えがありましたが、800円超は自分にとってはアフォーダブルではない。趣味の開発に際してドット入り罫線のCampusノート(コクヨ)のA4サイズを常用をしている身としてはちぎってスキャンする紙の集合に800円は出せない感じ。
A4ノートが開ける環境ならCampusノートを開きます。ニーモシネのA4サイズを買ってちぎって畳んでジョッターに収めるのもなにか違う。

超整理手帳のシートがいくつか公開されていることも知りました。 → http://blog.techou.kodansha.co.jp/refill/
しかし、どうも自分には合わない感じ。ピンときたのはせいぜいこのあたりかなぁ…

無いなら作るしかない!
私は趣味の電子工作をする関係で、部品配置検討用に 1/10インチの方眼用紙を作って日々使っています。インチものはふつうには売っていないんですよね、モノサシですら(参考リンク)。「作って」といっても 方眼紙PDF作成サイト を利用しただけなのですが… こちらがそのサイトです。 → Free Online Graph Paper / Asymmetric and Specialty Grid Paper PDFs
フォームに従ってパラメータを入力して作ります。私は5mm方眼で薄め(細め)の罫線にして作りました。電子工作DIYer的には 1/10インチだけど、アイディア出しパッドにはやっぱり5mm方眼だね! 以前の職場ではA3の5mm方眼紙をとりあえず机に置いておいてガーっと設計のアイディアを書いていたりしたものでした。
PDFが出来上がるのでこれを印刷するだけです。インクジェットよりはレーザープリンタのほうがいいでしょう。
超整理手帳シートは、使っているうちにTO-DOシート2 もドロップしました。買い物リストは便利しています。


今、

  • かばんにはドット入り罫線のA4ノート
  • 胸ポケットには "Le monde"ジョッター+ゼブラ SL-F1 mini+A4折り畳み5mm方眼紙+RHODIAの紙をちぎって何枚か

というイデダチで アイディア即メモ → スキャン → 考えをまとめながらA4ノートに俯瞰して整理 というワークフロー を実践中です。

あれ?早く趣味の電子工作設計開発に戻らなくちゃいけないのでは?


(でもまだ文房具への取り組みは続きます)



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