シール剥がし

手元の古い電子機器*1に電池入れの部分のモルトの電池押え(スポンジ)が劣化してぼろぼろになっているものがいくつかありました。ペイントしてあるアルミダイカストケースに電池押えのスポンジが貼り付けてあります。
ちょっと触るとボロボロと落ちるわりにネトネトしているという、カメラの修繕などでもみなさん苦労しているアレです。そのくせにシールの部分はしっかりとついているという…
綺麗に剥がして新しいのを貼りましょう、と思い、家にあった「値札はがし」*2 というのを使いました。有機溶剤をしみこませて先端のスクレーパで剥がす感じです。用途にはこのような記述

紙類、ビニール、プラスチック、金属、陶器、デコラ製家具、ガラス、ホーロー、スチール、木製品などに貼られた値札、シール、テープ、ラベルをはがすのに最適です。

が、ありました。電子機器ひとつのモルトを綺麗に剥がし終わったところで、家にあったこれは終わってしまいました。
近所の文具店に走ると、「値札はがし」は在庫切れとのことで「シールはがし」*3というのを買ってきます。こちらは、

ガラス、陶器、ホーロー、金属、スチール、ステンレス、無地ダンボールに貼られたシールやテープ、ガムテープなど、頑固なねばりに最適です。

とのこと。フェルトペンのような形状で、使い方もマジックインキを塗るつける感じ。「先っぽがスクレーパじゃないのか」と思いながらも塗りつけたあとをこすると、こちらはダイカストの塗料までおちてしまいました。うわん (;_;)
成分を見ると 「値札はがし」が揮発性有機溶料、可燃性、第2石油類とあります。たいして「シールはがし」は酢酸エステル類、グリコールエーテル とのこと(そういえば木工ボンド風の臭い)。


商品名と用途の表示だけでは違いを見い出せなかったです。化学の勉強をしたほうがいいのでしょうか。

*1:20年選手ぐらいのギターのエフェクタですけど。

*2:丸善 はがしっこシリーズ5 値札はがし MH-5

*3:丸善 はがしっこシリーズ3 シールはがし MH-3