今日の本

工作少年の日々


工作少年の日々

著者は工作しまくっています。
家族に見せたらば、「この著者はバカだ。奥さんもバカだ、騙されてる。」と。わははは。
私としては、環境を羨むというよりは、リソース人それぞれ、という感想です。鉄・空・海・車には萌えないので一歩退いて読めるためかも知れません。

そんななか、こんな一節がありました。

やる気を出すための気持ちがまず必要で、それは、「やる気の種」と呼べる。これを蒔いて、そしてやる気が育つまでの間、少々のタイムラグがあることに注意が必要だ。蒔いてもたちまちやる気が湧くわけではない。そうかといって、寝るまえに、やる気の種を蒔いても、朝起きたときには、すっかり芽が腐っている。それでは遅い。(後略)

そうそう、これはまったく同感です。仲間うちでは「やる木」と呼んでいます。ちゃんと水をやって育てないとやる気が出てこないのですよね。水をやりすぎると腐ってしまったりもして難しいところです。育てるというのは一般的には段取りとか事前情報収集とかそんなことを指すのだと思うわけですが、そればかりではない。うまく説明するのは難しいのですが、やる木を枯らすのはとても簡単なのに、育てるのはなかなか難しいのです。やる木の育ったときは著しいパフォーマンスを示しますが、草木の寿命が長くないのもまた事実。気候や上司の駄洒落によってぺんぺん草も生えないような職場があったり、ツンドラだったりサバンナだったりもするようです。
エンジニアリング業務をされている方にはなんとなくわかってもらえるかもしれません。

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